コンシューマーゲーム大辞典

『弁慶外伝』は1989年12月22日にサンソフトから発売されたPCエンジン用RPG。
プレイヤーは主人公「鬼若」となり、出生の謎を解明するために旅に出る。
仲間には三郎、沙夜香、弁慶が加わり、最大4人のパーティーを組む。
セーブは「旅の記録」というパスワードまたは外部記憶ユニットで可能。
開発はサンソフト、キャラクターデザインは本宮ひろ志。
脚本は中村一朗、音楽は影山雅司と原伸幸が担当。
2007年にWii、2010年にPlayStation、2017年にWindowsでも配信された。
続編として『弁慶外伝 沙の章』（1992年）が発売された。
ゲームはオーソドックスな2Dフィールドマップ型RPG。
敵との戦闘では経験値と銭を得てキャラクターの能力が上昇。
フィールドは北は蝦夷から南は九州までの日本全国。
最終目的は「裏鎌倉」の源頼朝を倒すこと。
各仲間には異なる特性と役割がある。
ゲーム雑誌での評価は高く、特に戦闘システムが称賛された。
民話や伝承がストーリーに組み込まれている。
漢字表記が和風の雰囲気を盛り上げると評価された。
本作はPCエンジン全ソフト中で64位の評価を得た。
ゲームシステムはシンプルで、舞台背景が凝っていると指摘された。