コンシューマーゲーム大辞典

『シャーロック・ホームズの探偵講座』は1991年に発売されたFM TOWNS用のグラフィックアドベンチャーゲーム。
ゲームはゲームブック『シャーロック・ホームズ 10の怪事件』を原作としている。
プレイヤーはシャーロック・ホームズ役で、助手のワトソンと共にロンドンで調査を行う。
実写を取り込んだ動画を使用した最初期のアドベンチャーゲーム。
パッケージにはロンドンの地図、住所録、タイムズの縮刷版が同梱されている。
日本国内ではPCエンジン CD-ROM2に移植され、他のプラットフォームにも展開。
ゲームは音声付きの実写動画を使用しており、画期的と評価されている。
評価はPCエンジン全ソフト中151位、様々な雑誌で肯定的なレビューを受けた。
続編『シャーロック・ホームズの探偵講座II』が1992年に発売された。
IIには新シナリオ「ライオン殺害事件」などが収録。
IIIは1993年に北米でPC/AT互換機用として発売されたが、日本では未発売。
コレクション版が1993年に北米で発売され、IからIIIまでをまとめた。
ゲームは聞き込み調査や証拠の取り扱いを通じて事件を解決するスタイル。
各版の点数評価が記載され、多様なメディアで評判を得ている。
教育的な側面もあり、プレイヤーがロンドンの情報を学ぶ機会を提供。