コンシューマーゲーム大辞典

『スナッチャー』は1988年にコナミから発売されたサイバーパンク・アドベンチャーゲーム。
ゲームのシナリオと企画は小島秀夫が担当。
1988年にPC-8800シリーズおよびMSX2用ソフトとしてリリースされた。
映画『ブレードランナー』から影響を受けた世界観。
謎解きにはキーワード入力、ガン・シューティングシーンが含まれている。
物語は2042年のネオ・コウベ・シティが舞台。
主人公は捜査官ギリアン・シードで、敵はスナッチャーというアンドロイド。
スナッチャーは人間を殺し、見た目を似せて潜伏する存在。
プレイヤーはスナッチャーを特定するためにJUNKERと呼ばれる特殊警察に所属する。
「中だるみ」を和らげるために、途中にギャグも配置。
「スナッチ」は「ひったくる」や「強奪する」という意味。
MSX2版では未完のストーリーが補完され、リメイク作品『SDスナッチャー』がリリース。
PCエンジン版ではアニメーション効果や声優による音声が追加された。
複数の機種に移植されたが、内容やクオリティは異なる。
各キャラクターには独自の背景があり、声優が演じる。
政治的な要素や社会問題への言及も含まれている。
スナッチャーの特徴的なデザインは、映画的演出に基づく。
ゲームは映画的な要素を取り入れ、プレイヤーを没入させる。
移植や続編では開発チームが異なるため、質やストーリーに差異が生じている。
小島秀夫は本作の後、メタルギアソリッドなどのゲームの制作に関与。