コンシューマーゲーム大辞典

『宝魔ハンターライム』は、サイレンスが制作したアドベンチャーゲームで、OVAも展開されている。
発売はブラザー工業の自動販売機『ソフトベンダーTAKERU』専用ソフトとして行われた。
ジャンルはアドベンチャーゲームだが、デジタルコミックとしても分類される。
当初は全6話の予定だったが、人気により最終的に全12話となった。
音楽は荒川憲一が手掛け、彼の一般向け作品としての初登場。
キャラクターデザインは中嶋敦子が担当し、扇情的なアニメーションが特徴的。
PlayStationおよびセガサターンに移植され、OVA化も行われた。
物語は魔界の魔法玉の奪還を目指す主人公ライムとそのパートナーのバースを中心に展開。
ライムは強力な変身能力を持つ魔界からの少女。
バースはライムのパートナーで、戦闘能力が高い。
瀬尾みづきという人間の少女が登場し、ライムとバースと友人関係になる。
ココナというキャラクターも登場し、バースの妹として描かれている。
ぷぎという使い魔がライムとバースに仕え、多彩な形に変身できる。
物語は人間界で魔法玉の欠片を回収する冒険を描く。
声優陣は多彩で、キャラクターごとに異なる声が当てられている。
特徴的な音楽がテーマ曲として使用されている。
シリーズは1996年から1997年にかけてVHSとLDで全3巻が発売された。
2002年にはDVD版が発売された。
サウンドトラックもリリースされ、ボーナストラックとしてカラオケ版も収録。
一般流通では購入できないスペシャルバージョンのサウンドコレクションも存在。