コンシューマーゲーム大辞典

『NAGE LIBRE 静寂の水深』は1995年2月24日に発売されたスーパーファミコン用のシミュレーションRPG。
主人公は5人の女子高生で、異世界から帰還するために戦闘を行う。
バトルはカードを使った形式で、成長タイプはカードの使い方に依存する。
ターン制ではなく、キャラのスピードで行動順が決まるシステム。
開発はバリエが行い、プログラムは谷雅人が担当、音楽は高浜祐輔と志知道彦が手掛けている。
続編『NAGE LIBRE 螺旋の相剋』が1997年にPlayStation用ソフトとして発売された。
各キャラには誕生日と誕生石の設定があり、同じカードが出ると「誕生石効果」が発動する。
攻撃カード（ATK）、防御カード（DEF）、回復カード（HP）など様々なカードが存在。
部活によってキャラクターの攻撃方法が異なるため、戦略が必要。
登場キャラクターは霧島惟、葵嶺子、姫ノ木舞、桜井彩香、静本美姫の5人。
各キャラクターは異なる特性や能力を持っている。
評価はファミコン通信で合計23点、『ファミリーコンピュータMagazine』で18.9点。
戦闘シーンは「女子高生ならではのかわいい攻防」が展開されると評価された。
ステージ開始時に選択した部活によって攻撃のバリエーションが変わる点が肯定的に評価されている。
1998年のゲーム誌による評価は、戦闘と部活選択の多様性が好評だった。
ゲームのバランス調整やイベントチェックには多くのスタッフが関与している。
キャラクターデザインや背景デザインも別の専門家が担当している。
オリジナルゲームのアイデアは、異世界からの帰還をテーマとしている。
戦闘方式はプレイヤーの戦略を引き出す工夫がなされている。
ゲームプレイの体験は、かわいらしいキャラクターたちによって際立てられている。