コンシューマーゲーム大辞典

『ウルティマ』（Ultima）は、オリジン社が開発したコンピュータRPGシリーズ。
作者はリチャード・ギャリオットで、2DフィールドスタイルのRPGの原形とされる。
ドラゴンクエストなど多くのRPGに影響を与えた。
全9作の正編シリーズには、以下の3部作がある。
- U1-U3: 暗黒時代（The Age of Darkness）
- U4-U6: 啓発の時代（The Age of Enlightenment）
- U7-U9: ガーディアン・サーガ（The Guardian Saga）
U1は1979年に発売され、すべてのマップがラッキーナンバーで自動生成される特徴がある。
U2は1981年に発売、時間を移動する魔女ミナクスとの戦いがテーマ。
U3は1983年に発売、パーティ制が初めて導入された。
U4は1985年発売で、道徳理念「三原理」と「八徳」を導入。
U7は1990年発売、ガーゴイル族との戦争や共存を描く。
本シリーズは漫画や小説化もされている。
日本での発売はいくつかの移植版があるが、シリーズ全体の移植版は存在しない。
MMORPG『ウルティマオンライン』は1997年に発売され、オンラインRPGの先駆けである。
ゲーム内の世界は「ソーサリア」から「ブリタニア」に名称が変更された。
物語にはアバタールという主人公が登場し、様々な冒険を繰り広げる。
各作品には独自の敵が登場し、物語を進める重要な役割を果たす。
主要キャラクターにはロード・ブリティッシュ、ガーディアンなどが存在する。
シリーズ全体を通じて、道徳、価値観、他者との共存などのテーマが扱われている。
ユーザー選択による多様なキャラクターが使用可能なシステムも特徴的である。