コンシューマーゲーム大辞典

『アパシー・シリーズ』は1995年にバンプレストから発売された『学校であった怖い話』を起点に展開される。
「アパシー」は精神医学用語で無気力・無関心を意味する。
シリーズの原点である『学校であった怖い話』は怪談集で、特定の空間「学校」に焦点を当てている。
飯島健男がメインシナリオライターを務め、パンドラボックスが開発したが、同社は活動を休止後、飯島は改名して再開した。
新会社シャノンと同人サークル七転び八転がりが、その後の開発と著作を担う。
作品世界は永劫回帰のようなループ世界で、無数の分岐と選択肢が存在する。
シリーズ全体では正史が存在せず、すべての結末は等価とされる。
舞台は架空の「私立鳴神学園」であり、各作品はこの学園を基にした統一された世界を持つ。
同人ゲームと商業ゲームが両立し、テーマに応じて作品が分けられている。
作品群は多岐にわたる（学恋などの恋愛シミュレーションも含む）。
登場キャラクターや設定は、後の作品にも引き継がれている。
様々なメディア（ゲーム、ドラマCD、同人誌など）で展開されている。
シリーズは架空の事件や都市伝説を取り入れたストーリーが特徴。
飯島多紀哉はシナリオや設定に関与している。
各作品のリリース時期も記載されており、シリーズは進化し続けている。
アパシー・シリーズはホラー要素を持つが、時に恋愛や日常要素も取り入れている。
ネームバリューを考慮しつつ、版権問題で『学校であった怖い話』のタイトル使用を自粛している。
結末が等価であるため、プレイヤーの選択が重要である。
繰り返しの要素や多様なシナリオ展開が魅力となっている。