コンシューマーゲーム大辞典

『パラサイト・イヴ』は瀬名秀明の小説を原作にしたゲームシリーズ。
1998年に第一作がPlayStationで発売され、300万本以上出荷。
続編として『パラサイト・イヴ2』と『ザ・サード バースデイ』がある。
ゲームは「シネマティックRPG」と分類され、アクティブタイムバトルシステムを採用。
舞台は原作から数年後のアメリカ・ニューヨーク。
主人公アヤ・ブレアは「ネオ・ミトコンドリア」の反乱に立ち向かう刑事。
ゲームには装備改造や77階建てのクライスラービルの挑戦が含まれ、やりこみ要素が豊富。
アヤは母と姉を交通事故で失った過去を持つ。
イヴは舞台上で人を発火させる悪役で、アヤの対立者。
イヴは元々メリッサ・ピアスというオペラ歌手の身体を奪った存在。
最終的にアヤがイヴと戦い、彼女を倒す。
アヤの細胞は「イヴと共存する道」を選ぶ。
未知の敵として「完全体の赤ん坊」が誕生。
あらゆる細胞が怪しい光を放つラストシーンで物語が終わる。
登場キャラクターにはダニエル、前田邦彦、ベンなどがいる。
各キャラクターはそれぞれ異なる背景と関係を持っている。
シリーズ全体を通して、ミトコンドリアの研究が中心テーマとなる。
ゲーム版のストーリー展開は原作とは異なる。
物語には愛や裏切り、家族の絆がテーマとして織り込まれている。
音楽は下村陽子が手掛け、物語に感情的な深みを加えている。