コンシューマーゲーム大辞典

『ザナック』は、コンパイルが1986年に開発したMSX用の縦スクロールシューティングゲーム。
プレイヤーは最新鋭の戦闘機「AFX-6502=ZANAC」を操作し、有機知性体が作り出した暴走システムから人類を救う。
ゲームには緩急のあるスクロールと多彩なステージ（森林、宇宙、基地など）が特徴。
A.L.C.（自動難易度調整）システムにより、プレイ毎に難易度が変化する。
1986年にファミコンディスクシステムやNES用ソフトとしてもリリースされた。
ゲームは全12エリア（MSX版は8エリア）で構成。
各エリアに独自の特徴があり、敵パターンは変化する。
パワーチップを集めることで、メインウェポンが5段階にパワーアップ可能。
特定のアイテムを取得すると、自機が一定時間無敵状態になる。
難易度が高く、限定された攻略パターンを見つける必要がある。
雑魚敵が頻繁に出現し、プレイヤーの技量によって難易度が大きく変わる。
ゲームオーバー後はエリアの最初から再スタート。
新型戦闘機が暴走システムに立ち向かうストーリーが展開。
さまざまなプラットフォームでリメイク・配信された。
ゲーム中は方向ボタンで移動し、2つのボタンで武器を発射。
敵や弾を避けるのが重要で、A.L.C.が影響するため攻略法を工夫する必要がある。
公に評価され、ゲーム業界においても影響を与えた名作とされる。
「イコン」というオブジェクトから得た情報を元に、人類が攻撃を防ぐ戦略を立てる。
シューティングゲームの中でも高難易度として知られる。
システム面での革新やデザインの質が高く評価されている。