コンシューマーゲーム大辞典

『棋太平』は1985年8月にエス・ピー・エスから発売された将棋ゲームソフト。
X1/turbo用として最初に発売され、その後多くの機種に移植。
X68000版は『棋太平68K』として発売され、Windows版の基礎になった。
通信将棋バトル棋太平のサービス開始時に開発チームが異なり、混乱があった。
本ソフトはエス・ピー・エスの先代ソフト『HP王将』を基にしている。
すべての機能が『HP王将』から引き継がれている。
盤をひっくり返す機能や、新しい思考ルーチンが導入された。
自由に定跡を登録でき、グラフィックと漢字表示がある。
人対人の将棋盤としても使用可能。
テンキー・ジョイスティック・マウスが使用でき、手カーソルで指すことができる。
コンピュータは人間の指す手を学習し、パターン化を防ぐ。
対局を再現できる機能がある。
当時の広告では騎馬武者のイメージが強調された。
エス・ピー・エスは本ソフトの棋力をアマ5、6級と評価している。
キャリーラボより自社ブランド名義の『飛車』が開発された。
他機種にも移植され、多様なバージョンが存在。