コンシューマーゲーム大辞典

『SDガンダムワールド ガチャポン戦士』シリーズは、バンダイ（現・バンダイナムコエンターテインメント）によるSDガンダムを題材としたファミコン用ウォー・シミュレーションゲーム。
第一作は1987年に発売され、以降合計5作品がファミコン用ソフトとしてリリースされた。
シリーズはSDガンダムゲームの原点であり、後のSDガンダムシリーズにも多くの要素が引き継がれている。
ゲームは青と赤の勢力を操作し、敵本拠地の占領や全滅を目指す内容。
ユニットの移動や生産を行うシミュレーションパートと格闘アクションによる戦闘パートに分かれている。
違いとして、生産拠点が1ヶ所のみで、1ターンで移動できるユニット数は3機。
CPUの思考時間が長いため、待たされることが多いという欠点があった。
複数のマップを含むが、バージョンによって内容が異なることがある。
2004年にゲームボーイアドバンスに移植され、2010年にはWiiのバーチャルコンソールで配信が開始された。
シリーズの続編は戦闘システムが進化しており、後の作品と異なる点がある。
第2作では新たに『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の機体が追加され、ユニット数が最大12体に増えた。
第3作からは戦闘システムがコマンド式に変更され、多様なシナリオが追加された。
第4作ではキャンペーンモードが追加され、パイロットの育成要素が強化された。
最終作である第5作は戦略級シミュレーションゲームに大幅に変わり、軍の総司令官としてプレイする形式になっている。
ゲーム内のキャラクターはアニメ作品からの引用も含まれている。
シリーズ全体においてSDガンダムの世界観が豊かに表現されている。
各作品でユニットやマップの増加、システムの改良が行われた。