コンシューマーゲーム大辞典

『コットン』は、1991年にセガから稼働されたアーケード横スクロールシューティングゲーム。
開発はサクセスが行い、セガ・システム16Bを基板に使用。
キャラクターアニメーションを導入し、「萌えキャラ・シューティング」の嚆矢となる。
主人公はほうきに乗った魔法使いの少女「コットン」で、彼女は「WILLOW」を求めて冒険をする。
ゲームは基本1人用で、敵からのアイテム取得で経験値が溜まり、ショットがパワーアップ。
ボム攻撃や魔法を活用でき、キャラクター同士のギャグ混じりの掛け合いも特徴。
ステージクリア後のボーナスゲームでは湯呑みを取ることが目標。
真のエンディングには2周クリアが必要。
様々なプラットフォームで移植され、シリーズ化された。
1994年には『コットン100%』がスーパーファミコンで発売され、新しい魔法が追加された。
2021年には『コットン リブート!』がNintendo Switch/PlayStation 4用ソフトとして発売された。
他の作品にもキャラクターとしてコットンが登場することが多い。
アーケード版は1991年度のゲーメスト大賞で高評価を受けた。
PCエンジン版も評価が良く、ゲーム通信簿では高得点を記録。
アニメーター・田村英樹によるキャラクターデザインが特徴。
ゲーム音楽は多くのアレンジがされ、サウンドトラックも販売。
様々なメディア展開（漫画、パチンコ）も行われている。
コットンのストーリーは食いしん坊な性格が重要で、魔物との戦いを通じて進展。
開発当初は『くるみ坂日記〜活劇編』という仮称があった。
ゲストキャラクターや新しいシステムを取り入れた新作が今後も期待される。