コンシューマーゲーム大辞典

『サイバーナイト』（CYBER KNIGHT）は、1990年にPCエンジン用で発売されたRPG。
物語は24世紀の銀河系で、傭兵たちが「モジュール」という装甲服を着て冒険。
開発はコンパイルが行い、グループSNEがプロデュースに関与した。
1992年にはスーパーファミコン版が移植された。
続編『サイバーナイトII 地球帝国の野望』が1994年にリリース。
ゲームシステムはシミュレーション性を持ち、キャラクターの成長が特徴。
プレイヤーキャラクターは船「ソードフィッシュ」号を中心に活動。
戦闘は6×6マスのボードで行われ、戦略的な思考が求められる。
敵として「バーサーカー」という戦闘機械群が登場し、プレイヤーの敵となる。
モジュールは5種類あり、それぞれ異なる特性を持つ。
ゲーム内のキャラクターは経験点を得てレベルアップする。
敵の装備分析がプレイヤーの装備強化に繋がる。
小説版ではゲームの背景やキャラクター開発が詳しく描かれている。
モジュールには耐久力（EP）があり、LPが残っていれば修理可能。
ゲームのストーリーは傭兵たちの生存と帰還を目的とした航海を描く。
悪化した科学技術や異星人との文化交流がストーリーに組み込まれている。
クローン再生システムが存在し、失ったスキルが影響する。
小説版の後書きでは、安田均がシステムやストーリーに関与したことが記されている。
ゲーム版は複数の雑誌で高評価を受けており、特にファミコン通信のクロスレビューでシルバー殿堂入り。
小説版とゲーム版ではストーリーに部分的な相違が存在。