コンシューマーゲーム大辞典

『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』は1991年に放送されたサンライズ製のテレビアニメ。
主人公は風見ハヤトで、彼が父の開発したマシン「アスラーダ」に乗って成長していく物語。
サイバーフォーミュラはF1とは別の近未来型レースで、水素エンジンや常温超伝導モーターを使用。
1991年の放送後、OVAやゲーム、フィギュアなどが展開され、現在も人気が続いている。
初期の企画は子供向けで、障害物レース的な要素を含む予定だったが、F1ブームにより本格的なレース物に変更。
レースはサーキットや市街地だけでなく、様々な環境で行われる。
使用されるカーデザインは河森正治が担当している。
アニメの制作には吉川兆二が関与し、特にレースの開催のリズムに工夫があった。
主人公の声優は金丸淳一で、彼のオーディションは特異だった。
TVシリーズは37話で終了し、視聴率や玩具の売上は振るわなかったため打ち切りに。
ストーリーは後半で高評価を得て、多くのファンを魅了した。
OVA『11』から『SAGA』までは2016年から2020年を舞台に、スゴウアスラーダの視点で描かれる。
OVA『SIN』ではブリード加賀が主人公で、ハヤトとの死闘が描かれる。
本作は20年以上にわたり新作ゲームやフィギュアが発売され続けている。
各シリーズはそれぞれ異なるストーリーラインを持ち、ドライバーも多様。
永続的な人気を誇り、未だに多くのファンに支持されている。
音楽制作や音響効果も高く評価されている。
アニメの放送の背景には、悲劇的な実際の事件も影響している。
アスラーダやスーパーアスラーダといったマシンが作品の核となっている。
物語内での人物間の関係や成長が特に注目されるテーマとなっている。