コンシューマーゲーム大辞典

『アラジンと魔法のランプ』は、『アラビアン・ナイト』の有名な物語の一つであり、アラビア語の原典には収録されていない孤児著作物である。
物語は、貧しい少年アラジンが魔法使いにそそのかされて魔法のランプを手に入れ、魔神の力で大金持ちになることから始まる。
アラジンは国王の娘バドルウルバドゥールと結婚するが、魔法使いにランプを奪われ、彼女を連れ去られる。
アラジンは指輪の魔神の力を使って、魔法使いを倒し、ランプを取り戻す。
フランスのアントワーヌ・ガランによる18世紀の翻訳が西洋にこの物語を紹介したが、アラビア語の写本は1797年まで現れなかった。
ハンナ・ディアブから聞いた物語をガランがフランス語に訳した。
初めてのアラビア語写本は1787年に登場し、後にサッバーグやシャヴィーによって改訂される。
ムフシン・マフディーは1984年に原型の復元に成功、不正写本の存在を明らかにした。
ガランの写本に基づくアラビア語版は偽作であるとされ、シャヴィーが逆にガランの翻訳をアラビア語に模倣したとも言われている。
2020年には、アラジンに関する詐欺事件がインドで発生した。