コンシューマーゲーム大辞典

『Like Life』は2004年にHOOKから発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム。
PlayStation 2やPSPなど、複数のプラットフォームに移植されている。
舞台は都心から離れた街で、擬人化した物と人間の共存が描かれる。
システムはテキスト・選択肢型で、「A-RTC」機能が搭載されている。
主人公は高坂和真、幼なじみは宮里結未。
高坂和真の携帯電話が擬人化した高坂姫子が転校生として登場。
その他のキャラクターには病弱な沢木椿、引っ込み思案な有川あとり、大富豪のお嬢様竜胆寺絆がいる。
各キャラの背景や性格が詳細に描かれている。
ゲームは楽しいドタバタ喜劇風の内容で、選択肢によるイベント進行が特徴。
物語は、物が人間の姿になる面白い設定で展開する。
発売後、人気投票で「氷庫」が1位となり、ファンディスクが制作された。
ゲームの売上は良好で、いくつかのランキングにランクイン。
シナリオはセリフ重視で、明るい雰囲気が特徴。
原画は松下まかことらっこ、音楽は松浦貴雄が担当。
歌のテーマは「Girls Life」で、ストーリーに合った楽曲が使用されている。
ゲーム内に暗い展開は排除され、楽しい要素が重視された。
スクリプトにも効果音や演出が多く用いられている。
2007年にはCGやシステムが改良された新装版が登場。
物の擬人化に関するアイデアはディレクターの川波無人が提案。
作品の人気背景やキャラクター設定についてのインタビューも行われている。