PlayStation

南方珀堂登場

更新日 2025/01/13
南方珀堂登場
ゲーム概要
プレイヤーは犯罪心理学者・南方珀堂として、ビデオ映像を基に事件を解決する。
珍しい「安楽椅子探偵」スタイルを採用。
システムとプレイ内容
ビデオを再生し、特定の箇所を指摘して進行。
推理はすべて南方が行い、プレイヤーの役割は少ない。
特徴的な要素
粘土人形の静止画アニメを用いた映像。
フルボイスでキャラクターが会話を進行。
問題点: 推理要素の欠如
プレイヤーは推理に関与できず、ほぼ受動的。
特定の箇所を何度もクリックする総当たり的な進行が必要。
テンポの悪さ
冗長で寒いキャラクター会話が多く、進行が遅い。
一部の会話は3~8分以上も続き、早送りやスキップが不可。
キャラクターの問題
順一と陽子の掛け合いが冗長かつ不快。
特に順一のオヤジギャグが目立ち、集中を妨げる。
シナリオの評価
心理学に基づいた設定やキャラクター心理の描写は良好。
トリックの解説がほとんどなく、肝心の推理部分が曖昧。
具体的なシナリオの問題
「奇術師の誤算」では完全犯罪のトリックを明かさないまま犯人が自白する。
最終的な解決を南方でもプレイヤーでもなく警視総監が行う。
練習問題の問題点
犯人を選ぶだけで、解説や推理の達成感がない。
真相が明かされないまま打ち切られるケースも。
システム面の欠陥
ビデオ映像が断片的で、事件の全体像がつかみにくい。
静止画主体で動きが少なく、アドベンチャー性に欠ける。
評価できる点
クレイアニメ風のビジュアルの完成度は高い。
フルボイス対応で一定の没入感がある。
未活用の謎解き要素
伏線や推理の種が用意されているが、プレイヤーが使えない。
謎解きをプレイヤーが行う形であれば高評価が期待できた。
ゲームの流れ
ビデオ映像を見る → 怪しい部分を指摘 → キャラクターの会話が始まる → 南方が解説。
ゲームの長さ
同じ映像を何度も確認する必要があり、プレイ時間が冗長に感じられる。
設定の面白さ
安楽椅子探偵という設定自体には斬新さがある。
心理描写は興味深く、物語の素材としては優秀。
ストレス要素
ゲーム性が乏しく、受動的なプレイを強いられる。
一部の不必要な会話がゲーム進行を阻害する。
プレイヤーの役割の薄さ
プレイヤーが能動的に関与する場面が少なく、達成感が得られない。
全体的な欠陥
推理ゲームとして成立しておらず、単調で退屈。
斬新なコンセプトが十分に活かされていない。
総評
設定や演出には光るものがあるが、システムと進行が台無しにしている。
プレイするには精神力と忍耐力が必要な「腹が立つクソゲー」。
結論
推理ゲームとしては失敗作。設定を活かした小説や映像作品としての方が向いている。
発売日
北米未発売
欧州未発売
ブラジル未発売
販売価格
6,380
駿河屋価格
※箱説付き金額を優先
941
ハード
PlayStation
ジャンル
ミステリー
シリーズ
開発元
シンキングラビット
発売元
アトラス
国内売上数
0
世界売上数
0