コンシューマーゲーム大辞典

『ドラッケン』は1989年にフランスで発売されたAmiga用ロールプレイングゲーム。
目的は人型ドラゴン「ドラッケン」と人間が共生する「ドラッケン島」の肥大を食い止め、世界を救うこと。
プレイヤーは4人の英雄を操作し、特定のジョブに基づくキャラクターを作成する。
男性用ジョブと女性用ジョブがそれぞれ4種類存在（合計6種類）。
キャラクター作成時、同性の同一ジョブは複数作成不可（スーパーファミコン版では異性の場合も不可）。
ジョブにはファイター、アマゾン、スカウト、マジシャン、プリースト、プリーステスがある。
ゲームにはドラッケン文字という架空の文字が登場し、魔法はこの文字で表示される。
世界は草原、湿地、雪原、砂漠の4つのエリアに分かれており、それぞれ異なるドラッケンが支配。
クリアにはスカウトとマジシャンしか使えない魔法「アンロック」が必須。
スーパーファミコン版はオリジナルとは異なるシステムや難易度調整がされている。
各キャラクターの初期装備やグラフィックが異なる。
音楽は日本の家庭用ゲーム機ユーザー向けに変更されている。
複数のプラットフォームに移植されたが、移植毎に仕様が異なる。
日本語版では音声が著名な声優によって収録されている。
ゲームクリアには最低でも1人のスカウトかマジシャンが必要。
初見殺し要素が多く、「無理ゲー」とされる評価もある。
続編として『スーパードラッケン』が1994年に発売されたが、システムは異なる。
開発はフランスのDraconianで、音楽はチャールズ・カレが担当。
発売時には512KBフロッピーディスク二枚組で、セーブには別途ディスクが必要。
配布メディアには小冊子や地図なども添付されている。