コンシューマーゲーム大辞典

登場マシン：約86〜100台
収録サーキット：世界各国の実在コース（鈴鹿、英田、ホッケンハイム、ラグナセカなど20コース以上）
■ ゲーム内容
世界各地のツーリングカーレースを再現したリアル志向のレーシングシミュレーター。
プレイヤーは各国の名門サーキットで、ツーリングカーの頂点を目指して戦う。
クラッシュや接触による車体破損がリアルタイムに反映される。
実在風の車種やカラーリングを多数収録。
グラフィックはPS1後期らしく高品質で、臨場感ある演出を実現。
■ システム・攻略要素
モード構成：
チャンピオンシップ（世界戦モード）
フリーレース
タイムトライアル
車挙動は重量感と滑りを再現したシミュレーション寄り。
ドライバー視点（コクピット視点）で首振り視点切替が可能。
各車種ごとに挙動特性が異なる。
初心者向けにアシスト機能（スピン防止、ライン補助）あり。
ダメージ表現あり：接触やクラッシュによる性能低下も再現。
■ 音楽・サウンド・声優
レース中BGMは控えめで、エンジン音や環境音を重視したリアル志向。
各車両のエンジン音やギアチェンジ音が個別に収録。
観客の歓声やピット音も再現され、没入感を高めている。
ナレーションや声優ボイス要素は少なめ。
■ 評価
高評価点：
車挙動のリアルさ・シミュレーション性の高さ。
名門サーキットと実車風マシンの充実。
PS1後期タイトルとしてのグラフィック品質。
ドライバー視点操作の臨場感。
不満点：特になし（レビューでは全体的に好意的）。
一部プレイヤーから「PS2版よりも完成度が高い」との声あり。
■ 総評
PS1最高峰のツーリングカー・シミュレーターと評価される実力作。
派手さよりもレースの緊張感・リアルな挙動に重点を置いた作り。
「グラフィックより挙動と世界観の完成度」で勝負する硬派なレースゲーム。
PS2初期よりも操作感・バランスが好評で、シリーズ中でも評価が高い。
現在では / “隠れた名作” / として再評価されるPS1後期の良質タイトル。
総括（短評）
派手さはないが、本格志向のドライビングを体感できる硬派なシミュレーター。PS1レースゲームの完成形の一つ。