コンシューマーゲーム大辞典

フロントミッションシリーズは、スクウェア（現スクウェア・エニックス）により発売されたゲームシリーズ。
2006年までの累計出荷本数は300万本以上。
シリーズはジークラフトが開発し、後にスクウェアに吸収された。
2003年以降、スクウェア・エニックスが「フロントミッションプロジェクト」としてシリーズを統括。
本編は2005年の5th以降、発売されていない。
ゲームはヴァンツァーという人型機動兵器を操作するシミュレーションRPG。
各作品は2100年前後の国際紛争を題材に近未来SFを描いている。
各作品は独立した物語で、一貫した世界設定を持つ。
ゲームジャンルにはターン制シミュレーションRPG、アクションRPG、リアルタイムシミュレーションなどがある。
主要な舞台はハフマン島で、第一次と第二次ハフマン紛争が主要な歴史背景。
ヴァンツァーは4部位（胴体、両腕、脚部）に分かれてカスタマイズされ、火器やバックパックが装備される。
戦闘はターン制で、戦術とスキルが求められる。
主な作品には「FRONT MISSION」「FRONT MISSION 1ST」「FRONT MISSION 3」などが存在。
O.C.U.（オシアナ共同連合）とU.S.N.（統一大陸国家）の2つの勢力が対立。
各国の軍事企業がヴァンツァーを製造するなど、国際的な経済関係も描かれている。
2090年のラーカス事件がシリーズのストーリーの主要な起点。
ゲーム内ではSF要素が少なめで、現実的な兵器体系が多く見られる。
ストーリーには多様なキャラクターが登場し、キャラクターの成長も重視されている。
幅広い技術的背景が描写され、ヴァンツァーの進化や新技術の導入が物語に影響を与える。