コンシューマーゲーム大辞典

ゲーム概要: 『X-Men Origins: Wolverine』は、映画『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』を基にしたアクションアドベンチャーゲーム。
開発・販売: 開発はRaven Software、販売はActivision。Unreal Engine 3を使用。
対応プラットフォーム: PS3、Xbox 360、Windows（Uncaged Edition）、Wii、PS2、PSP、DS、モバイル。
発売日: 2009年5月1日（北米・欧州）、4月29日（オーストラリア）。
レーティング: Uncaged Edition（PC/PS3/Xbox360）はM（17+）、Wii/PS2/PSP版はT（Teen）、DS版はE10+（10歳以上）。
デジタル販売終了: 2014年1月1日、ActivisionのMarvelライセンス契約満了により販売終了。
ゲームプレイ: 『God of War』や『Devil May Cry』に影響を受けたハック＆スラッシュスタイル。
戦闘システム: 軽攻撃、重攻撃、掴み攻撃、突進攻撃（ラウンジ）、環境利用攻撃など多彩。
怒りメーター: 攻撃を続けると溜まり、強力な必殺技（クロー回転、バーサーカーモード）を使用可能。
経験値と成長要素: 敵の撃破や収集要素で経験値を獲得し、スキルポイントを使って能力を強化。
ストーリー概要: 映画のプロットを基にしつつ、オリジナル要素を追加した展開。
舞台: アフリカ、カナダ、アルカリ湖、プロジェクト・ワイドアウェイク（センチネル開発施設）、ストライカーの島など。
主要キャラクター: ウルヴァリン（ヒュー・ジャックマンが声優）、セイバートゥース、ストライカー、ガンビット、デッドプール（ウェポンXI）など。
エンディング: 記憶を失い、ストライカーの洗脳から逃れたウルヴァリンが放浪の旅に出る。
開発裏話: Blur StudioがCGムービーを制作。ヒュー・ジャックマンは過去最大量のボイス収録を実施。
DLC: 2009年6月、Xbox 360/PS3向けに「カスタムコンバットアリーナ」「ラダーチャレンジ」「環境シミュレーター」が追加。
レビュー評価: Uncaged Editionは概ね好評、その他のバージョンは賛否が分かれる。
Metacriticスコア: PC 77、PS3 73、Xbox 360 75、Wii 53、PS2 45、PSP 60、DS 55（100点満点）。
IGNの評価: Uncaged Editionは7.8/10で「暴力的で爽快なゲーム」と評価。PS2/Wii版は4.5/4.8点で「低品質」と酷評。
GameSpotの評価: 7/10、爽快なアクションを評価するも、ボス戦の単調さとリプレイ性の低さを指摘。
Eurogamerの評価: 5/10、「暴力表現は良いが、単調なゲーム」と批評。
アクションの繰り返し: 多くのレビューで戦闘の単調さとリプレイ価値の低さが指摘される。
好評ポイント: コミックに忠実な暴力表現、グラフィック、ウルヴァリンの能力の再現度の高さ。
不評ポイント: キャンペーンの短さ、戦闘の繰り返し、ストーリーの粗さ。
受賞歴: 2009年Spike Video Game Awardsで「Best Cast」「Best Performance By A Human Male（ヒュー・ジャックマン）」を受賞。
その他の評価: ScrewAttackの「Top 10 Movie-Based Games」6位、IGNの「Top 5 Favorite Wolverine Games」1位に選出。
続編の可能性: 2021年、Insomniac GamesがPS5向け『Marvel’s Wolverine』を発表。ウルヴァリン単独ゲームとしては久々の新作。