コンシューマーゲーム大辞典

■ ゲーム内容
西遊記をモチーフにした麻雀アドベンチャーゲーム。
主人公・孫悟空を中心に、三蔵法師や妖怪などが登場。
物語は中国からインドまでの旅路を描く。
ストーリーモードでは妖怪たちと麻雀で勝負しながら進行。
対局を通して西遊記のエピソードが展開する。
物語の最終戦はお釈迦様との対局。
コメディタッチの演出が随所に盛り込まれている。
■ システム・攻略要素
メニュー表記はすべて漢字で、やや独特なUI構成。
「雀遊記」＝ストーリーモード。
「自由摸打的対戦」＝フリー対戦モード。
「付属的遊戯」＝ミニゲーム集。
ミニゲームは神経衰弱、スクラッチ、パチスロを収録。
ストーリーモードはパスワードコンティニュー方式。
対局中にセレクトで点数確認、スタートでコメント切替可能。
立直・鳴きなどの操作はボタン入力で行う。
難易度はやや低めで、短時間でクリア可能（全5面程度）。
ラスボス（お釈迦様）は特に弱く設定されている。
■ 音楽・サウンド
東洋風・中華風のBGMが多く、旅情を演出。
効果音はSFCらしいチープながらも軽快な麻雀音。
音声・ボイスは未収録でテキスト主体の演出。
■ 評価
西遊記モチーフと麻雀の組み合わせがユニークと好評。
一方でボリューム不足・グラフィックの地味さが指摘される。
短時間で遊べるライトな麻雀ファン向けタイトルとして評価。
■ 総評
本作は、麻雀と西遊記という異色のテーマを融合させたSFC用麻雀ゲーム。独自の世界観とストーリーモードが特徴だが、内容はシンプルでボリュームも少なめ。とはいえ、軽いプレイ感とユーモラスな演出で、カジュアルに楽しめる一作となっている。