コンシューマーゲーム大辞典

X-Men: Destinyは、X-Menコミックに基づいたアクションRPGで、Silicon Knightsが開発。
Mike Careyが脚本を担当し、ActivisionからNintendo DS、PlayStation 3、Wii、Xbox 360用にリリース。
2014年1月1日にデジタルストアから削除され、販売未開のコピーは破棄された。
このゲームは、Silicon Knightsが破産する前に開発した最後の作品。
プレイヤーは新しいミュータント（Aimi Yoshida、Adrian Luca、Grant Alexander）として、X-MenまたはBrotherhood of Mutantsに参加。
プレイヤーの選択がストーリーに影響し、エンディングが変わる。
X-Genesを集めて能力を強化するシステムがある。
ゲームは、サンフランシスコでの人間とミュータントの対立を描く。
開発中に知識不足や予算削減の問題が指摘され、ゲームの品質に影響を与えた可能性。
ゲームプレイはボタン連打が主で、選択の結果に実質的な影響が少ないとの批判があった。
定評のあるゲームメディアからの評価は低く、特にDS版、PS3版、Xbox 360版は評価が33点以下。
一部には、「ミュータントファンの幻想を満たした」とも評価されているが、全体的には未完成と言われた。
最終的にゲームは、キャラクターの個性やストーリー展開において不十分な点が多かった。
Silicon KnightsはDisneyによるマーベルの買収後、プロジェクトの予算が大幅に削減されたと報告。
ゲーム開発中にEpic Gamesとの訴訟で苦労したため、独自エンジンを使用することになった。
プレイヤーは、ストーリーの進行に従い、敵と味方のミュータントを選ぶことが求められる。
主要な脅威はPurifiersという反ミュータント過激集団で、彼らによる攻撃から市民を守ることが目的。
結末は、選んだ陣営に応じて異なる結果（X-Men側またはBrotherhood側）を迎える。
ゲームには、AmazonやBest Buy、GameStopなどの店舗からのプレオーダーボーナスがあった。
開発段階でのチーム内の意識の違いが問題視された。