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英雄伝説 空の軌跡 the 3rd

更新日 2025/03/23
英雄伝説 空の軌跡 the 3rd
ゲームの特徴
シリーズ完結編: 『空の軌跡FC』『SC』の後日談となる作品。
主人公変更: 主人公がケビン神父に交代し、リースと共に異世界「影の国」を探索。
ストーリー重視: 各キャラクターの伏線回収や過去のエピソードが展開される。
ダンジョン攻略メイン: 街や平原の探索はなく、ストーリー進行はほぼダンジョンのみ。
戦闘システム: FC・SCと同じターン制コマンドバトルだが、新ATボーナスなどが追加。
キャラクター総勢16人: 過去作のキャラクターに加え、新キャラも仲間に。
パーティ制限: ケビン&リースが固定で、残り2枠を自由に選択。
ファストトラベル: 「方石」によるワープ機能で移動が便利に。
強制イベントが多い: ストーリー進行に関わる扉イベントが多く、テンポが悪く感じることも。
クエスト削除: FC・SCにあったギルドクエストがなくなり、一本道の構成に。
評価ポイント
良い点
ストーリーの伏線回収: シリーズの謎を深掘りし、完結編としての役割を果たす。
戦闘システムの改善: ATボーナス追加、Sクラフトのスキップ機能など。
リモートアビリティ: 非戦闘メンバーがパーティにサポート効果を与える新要素。
ボス戦の戦略性: 一部のボス戦は難易度が高く、戦略的な戦闘が求められる。
豊富なキャラクター: SCの敵キャラも一部仲間になり、戦闘の幅が広がる。
後のシリーズへの布石: 『零の軌跡』『碧の軌跡』『閃の軌跡』への伏線が含まれる。
BGMの評価が高い: 「Determination of Fight」「Overdosing Heavenly Bliss」などの戦闘曲が人気。
悪い点
一本道のストーリー: 選択肢が少なく、自由度が低い。
ミニゲームが多すぎる: 釣り、シューティング、クイズなど強制的にプレイさせられる場面が多い。
戦闘のバランス崩壊: 一部キャラが極端に強く、使用キャラの偏りが生じる。
レベル上げが必要: ボス戦の難易度が高く、レベリングを強要されることも。
イベントの長さ: 「扉」のイベントが長く、ストーリー進行を妨げることがある。
ドロップ率の問題: レアアイテムのドロップ率が低く、入手難易度が高い。
ロード時間が長い: エンカウントから戦闘開始まで5~10秒かかることがある。
総評
シリーズのファン向け: FC・SCをプレイしていないとストーリーについていけない。
ストーリーは良いがテンポが悪い: 戦闘バランスやイベント進行に難あり。
RPGというよりダンジョン探索型ゲーム: フィールド探索がないため、FC・SCの雰囲気とは異なる。
戦闘好きにはおすすめ: バトルシステムが洗練されており、やりごたえがある。
初心者には不向き: 高難易度の戦闘や複雑なストーリー構成が初心者には厳しい。
空の軌跡シリーズの締めくくり: 『零の軌跡』へ続く布石として重要な作品。
結論
『英雄伝説 空の軌跡 the 3rd』は、シリーズのファンにとっては必須の作品だが、ゲームデザインが大きく変わっており、前作の探索型RPGを期待すると違和感があるかもしれない。特にストーリー重視のプレイヤーにはおすすめだが、自由度の低さや戦闘のバランス調整不足が気になる点として挙げられる。
発売日
北米未発売
欧州未発売
ブラジル未発売
販売価格
5,280
駿河屋価格
※箱説付き金額を優先
1,600
国内売上数
72,000
世界売上数
0