コンシューマーゲーム大辞典

『甲竜伝説ヴィルガスト』はP.NEKOMATAの企画・原案によるガシャポン作品で、1990年にバンダイから発売された。
キャラクターデザインは第1シリーズがここまひ、第2シリーズがこいでたくによるもの。
「ガシャポンR・P・G」をコンセプトに、宝探し感覚のゲーム要素が強調されている。
異世界ヴィルガストにはアーリア大陸とゴーラ大陸が存在し、壮大な冒険が展開される。
着せ替え仕様のフィギュアが話題になったが、初期の販売は不振だった。
その後のファンの要望により再販売が行われ、OVAやゲーム制作に繋がった。
第2シリーズでは「EXPチップ」を用いた「LEVEL UPシステム」が導入されたが、担当者の異動により打ち切りとなった。
ストーリーの中心となるキャラクターは瞬、三智子、クイ、クリスなどで、彼らの成長と冒険が描かれている。
女神ウィンディーネが異世界に召喚した瞬と三智子が物語のキーとなる。
邪神やルシーズなどが敵キャラクターとして登場し、物語を盛り上げる。
メディアミックス展開の一環として様々な関連作品が存在する。
漫画版は1990年から1993年に『デラックスボンボン』で連載された。
内容はガシャポン作品のストーリーを補完・発展させた。
ゲーム版はスーパーファミコン用 RPG で、人気を博すも完成度には批評も。
多数の関連商品やムック本が発売され、ファンの支持を得た。
キャラクターや設定が異なるメディア展開が行われ、多様な展開が見られる。
ヴィルガストのテーマはファンタジーRPGであり、冒険の要素が強い。
各キャラクターには固有のバックストーリーや成長過程が設定されている。
異世界の神々や竜神も物語の重要な要素となっている。
作品はその後のビジュアル系ファンタジーに影響を与えた。