コンシューマーゲーム大辞典

■ 物語と設定
舞台：幽霊船事件から数ヶ月後のネオヴェルデ島
物語の中心：新たな事件と、それに絡む“アルカナ能力者”たちの運命
新キャラ複数登場：物語に深みと複雑さを与える
主要キャラの内面に深く踏み込んだストーリー構成
前作の伏線や謎が回収される：シリーズの集大成的位置づけ
■ 主人公・演出
主人公フェリチータがフルボイスで喋る仕様に変化
行動・思考において自立的な描写が増加
声：能登麻美子（台詞は短め、「うん」や掛け声中心）
■ ゲームシステム
選択肢とマルチエンディング制：1キャラにつき3種程度のエンド
シナリオマップ機能あり：プレイ済みチャプターを再確認可能
「恋人たち」能力（人の心を読む）は使えなくなった
共通ルート後に個別ルート分岐：キャラによって長さや密度に差
■ エンディング・評価傾向
ハッピーエンドでも“救いの少ない”展開が多い
バッドエンドの描写が非常に重い（視力喪失、記憶喪失、死など）
ジョーリィルートなどはハッピーエンドでも“切なすぎる”との声多数
幸せな結末を望むプレイヤーには厳しい一作
■ グラフィック・演出面
立ち絵・スチルは刷新：全体的に画質向上
アニメ的演出・コマ割り表現あり：マンガ風演出が高評価
一部キャラ（例：パーチェ）のビジュアル変化が大きい
■ ユーザーの賛否
世界観と設定の掘り下げに満足の声：ライトノベル的な重厚展開
“甘さ”よりも“ドラマ”や“過去の因縁”を重視した内容
ミニゲームやおまけ要素は控えめ：前作より減少
ファン向けの完結編的内容：未プレイの人は過去作の予習推奨
この作品は「甘くない乙女ゲー」を好む人向けであり、シリアスかつドラマチックなストーリーに魅力を感じるプレイヤーには高評価。一方で、王道のハッピーエンドや癒し要素を求める人には重すぎる展開が多いという特徴があります。