コンシューマーゲーム大辞典

『ラジアントヒストリア』（RADIANT HISTORIA）は、アトラスから2010年11月に発売されたDS用ゲーム。
2017年には新シナリオ「亜伝」を追加した3DS版『ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー』がリリース。
タイムトラベルをテーマにしたファンタジーRPGで、キャッチコピーは「死亡フラグをへし折るRPG」。
プレイヤーは主人公のストックを通じて時間を行き来し、仲間の死を回避する。
ゲームには剣と魔法だけでなく、銃やメカも登場するアドベンチャー要素が含まれている。
開発は高屋敷哲とこにしひろしにより立案され、アトラスの提案で路線変更された。
主人公はヒロイックな個性を持ち、プレイヤーを導く役割。
タイトルの由来は「光り輝く歴史」を意味する造語。
物語には群像劇的要素があり、歴史の改編が描かれる。
音楽は下村陽子が担当し、シリアスなテーマに合わせた切ない曲調。
ヴァンクール大陸が舞台で、砂漠化問題と戦乱が描かれる。
ストックは「白示録」を使って過去をやり直し、歴史を変えていく。
戦闘はコマンド選択式で、戦略的要素が強い。
プレイヤーは敵を位置変更する技術を駆使して戦闘を有利に進める。
主人公の白示録の力には制約があり、行動次第でゲームオーバーも発生する。
正伝・異伝という二つの歴史があり、並行して進行する必要がある。
キャラクターは多様性があり、ストックを含む個性的な仲間たちが物語に関与する。
ゲームはシンプルな演出が特徴で、後の3DS版でボイスやイベントムービーが追加された。
ヒストリアという時間と空間を超えた場所を舞台に、過去に戻る能力が重要な要素となる。
アトラスのゲームとして初の持ち込み企画であり、音楽家の初仕事ともなった。