コンシューマーゲーム大辞典

『想い出にかわる君 〜Memories Off〜』は、2002年11月28日にKIDからドリームキャストおよびPS2で発売された恋愛アドベンチャーゲーム。
略称は「想君」や「想オフ」。
2004年にはSuperLite2000シリーズ版が発売され、2008年にPSP版もリリースされた。
シリーズの3作目で副題は「かけがえのない想い…そして、また」。
主な舞台は千羽谷大学と喫茶店「cubic cafe」。
物語は主人公の加賀正午と彼を取り巻く個性的なキャラクターたちが展開。
新要素として、攻略制御仕様や男性キャラクターの充実が含まれ、対象年齢がやや上昇。
主人公の正午は以前の恋人・カナタと再会し、過去を含むストーリーが展開される。
脚本は緑犬ふうが担当、キャラクターデザインは松尾ゆきひろと輿水隆之。
音楽は阿保剛と林克洋によって制作された。
主要キャラクターには、カナタ、音緒、沙子、那由多などがいる。
本作にはAfter Storyも含まれ、キャラクターたちのその後を描写。
シリーズにおいて利用者からの反応は分かれており、若いユーザーから批判を受けた。
次作は再び高校を舞台に戻す予定であった。
特殊なシナリオ構造が追加され、他のヒロインのシナリオを先に読了する必要がある。
サウンドコレクションやドラマCDもリリースされている。
キャラクターたちは多様で、それぞれ独自のバックストーリーを持つ。
主要な登場人物は大学生が中心。
初代・2ndでは異なるデザインのキャラクターが登場していた。
オープニングテーマやエンディングテーマも存在し、音楽面での工夫もされている。
人気は依然として高く、ファン層は安定している。