コンシューマーゲーム大辞典

搭載チップ：SA-1
クリア条件：通常対局・回り将棋で勝利、棋士の星でEDを見る
ゲーム内容
CPU対局、回り将棋、育成シミュレーション「棋士の星」モードを収録
将棋AI「棋太平」ベースだが、前作より弱いとの声多数
投げる強さ調整により戦略性のある回り将棋が可能
「棋士の星」では女の子の弟子を育成し、棋士として成長させる
ギャルゲー的シーンやデートイベントもあり異色の方向性
システム・攻略要素
SA-1チップ採用で思考速度が高速化（処理待ちストレス軽減）
CPUの棋力は控えめで短手数で勝ちやすい
将棋愛好家向けの設定：対局制限時間はデフォルト無制限
回り将棋は投げる力調整可能で完全運ゲーではない
育成は練習スケジュール管理方式
パラメータは棋力・集中力・魅力・気品など多数
パラメータ効果が不明瞭で育成が単調になりやすい
イベント数は少なく展開に変化が乏しい
休日にCPUと短手数勝利で賞金獲得可能
音楽・サウンド・声優
効果音・BGMは標準的なSFC将棋ゲームレベル
声優ボイスなどの演出は無し
評価
SA-1搭載により快適だがAIが弱く物足りないとの意見
育成モードは斬新だが完成度不足、評価は割れる
将棋ファンにもギャルゲーファンにも刺さりきらず中途半端という指摘多数
総評
将棋ソフトとしては前作・前々作の方が強くおすすめされる
「育成要素＋将棋」という挑戦的な試みが特徴
ただしシミュレーションとしての深みは浅く評価は低め
企画の面白さはあるが完成度が追いつかず惜しい作品
スーパー将棋シリーズ最終作として異色のエンディング