コンシューマーゲーム大辞典

シリーズ第2作目であり、「果実」の続編
シナリオ構成
メインは主人公・風見雄二の過去編「カプリスの繭」
各ヒロインのアフターストーリーも収録
雄二の生い立ち、訓練、師匠・麻子との出会いなどを描写
シリーズの伏線や雄二の行動原理が明かされる重要パート
ヒロインたちの成長や関係深化が中心のアフター編
みちるとの「人並みのデート」など日常系も丁寧に描かれる
PSP版の特徴
新規描き下ろしビジュアル多数（渡辺明夫・フミオ）
メモリーディスク機能搭載（500MB以上の空き容量必要）
スクリーンショット保存可（壁紙設定などに使用可能）
グラフィックはPSPでも綺麗で評価高め
ボイスはフルボイス（※主人公除く）
ゲームシステム
本作は選択肢なしのビジュアルノベル形式
読むだけで進む構成でテンポ良好
プレイ時間は長めだがストーリーが濃密
キャラクター・人物描写
雄二の過去が作品全体の軸に
麻子、JB、ヒース・オスロらの関係が深掘りされる
ヒロイン5人（由美子・天音・みちる・蒔菜・幸）のアフターも充実
各ヒロインがそれぞれの人生に向き合う姿が描かれる
幼少期の姉・一姫との関係も重要な感情の核
音楽・演出・ビジュアル
BGM・ボーカル曲の評価は高い
背景・CGの演出も丁寧で場面に合った表現力あり
画質・音質はPSPでも満足度高め（レビューでも言及あり）
総評
「果実」プレイ済みのユーザーには非常におすすめ
雄二の内面や世界観を深掘りするシリーズ中核の1作