コンシューマーゲーム大辞典

牧場物語シリーズは、マーベラスが制作・発売するシミュレーションゲームのシリーズで、略称は「牧物」。
初作は1993年に発売され、以降、様々な作品が登場している。
ゲームの基本コンセプトは、プレイヤーが自ら牧場を運営し、自然や動植物と触れ合うこと。
1993年の第1作は、和田康宏の発案によってスタートし、戦闘ではなく箱庭生活をテーマにした。
シリーズ初期は和田康宏がプロデューサーを務め、その後複数のプロデューサーが担当。
キャラクターデザインはほぼ全作品でまつやまいぐさが担当しており、例外もある。
女性版の発売を終了し、男女どちらも選べる新たなスタイルに移行した。
シリーズの各作品は基本的に独立しており、キャラクターの設定は一貫していない場合が多い。
花の芽シリーズ、ハーベストムーンシリーズ、ワンダフルライフシリーズなど、作品の舞台は異なるが共通設定の例も存在する。
スピンオフや移植版、リメイク版も多く、例として『ルーンファクトリー』シリーズがある。
海外では「STORY OF SEASONS」という名称で販売されていた時期もある。
2011年には震災支援アイテムを販売したことがある。
漫画や小説、ラジオ番組など、メディアミックス展開も行われている。
モバイル端末向けのゲームもいくつか展開され、バーチャルコンソールでの配信もされている。
多くの作品が異なるハードで発売され、シリーズとしての認知度を高めてきた。
最新作は『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』を含む。