コンシューマーゲーム大辞典

ゲーム内容
記憶を失った少女が、地下牢獄施設からの脱出を目指すホラーアドベンチャー。
タッチペンによる直感的な探索システムを採用。
「ハンドコマンド」「アイコマンド」「アイテム」を駆使して調査・行動。
誤った操作や不用意な行動は「罠」にかかり、即死につながる。
アイテムの入手・組み合わせで道を切り開く。
薄暗い施設の3D移動パートと、一枚絵ベースの調査パートを行き来。
回想やフラッシュバックを通じて少女の記憶や物語が明かされる。
ストーリーは「出口」と「記憶」を求める心理的恐怖を重視。
評価
雰囲気・音楽：ホラー感を盛り上げる演出や効果音が高評価。
オリジナリティ：罠による緊張感や、記憶喪失を利用したシナリオは独特。
グラフィック：不気味な質感や血なまぐささが良く表現されている。
快適さ：セーブ＆ロードは快適だが、移動が遅くテンポは悪い。
難易度：理不尽に感じるトラップも多く、探索テンポを損ねる。
シナリオ：記憶を徐々に取り戻す演出は好評だが、冗長・自己主張が強いと感じる声も。
全体的な点数分布：30〜60点台が中心で、好みが分かれる評価。
総評
トラップ回避と探索要素を組み合わせた「脱出ADV＋ホラー」として特色あり。
初見の恐怖演出や緊張感は強いが、繰り返しの罠や操作の煩雑さでストレスが溜まりやすい。
記憶を取り戻す物語は魅力的だが、展開が遅く好みが分かれる。
ホラーゲームや探索ADV好きにはおすすめだが、ライトユーザーには取っつきにくい。
総合的に「尖ったホラー脱出ADV」で、恐怖演出を楽しめる人向けの niche（ニッチ）作品