コンシューマーゲーム大辞典

ゲームボーイカラー専用
「Walt Disney World Quest: Magical Racing Tour」は2000年にクリスタル・ダイナミクスが開発したゴーカートレースゲーム。
ゲームの舞台は実在のウォルト・ディズニー・ワールドで、テーマパークのアトラクションに基づいたトラックでレースを行う。
ストーリーはチップとデールの失敗により花火装置の部品を集めることが目的。
レースはビッグサンダーマウンテン、ブリザードビーチ、ダイナソーなどのアトラクションにインスパイアされたコースで行われる。
ストーリーモードをクリアするとスプラッシュマウンテンのトラックがアンロックされる。
テストトラック、台風ラグーン、ハリウッドスタジオのトラックでは、30コインを集めるミニゲームがある。
13人のプレイアブルキャラクターが登場し、オリジナルキャラクターが多いが、チップ、デール、ジミニ・クリケットも含まれる。
サウンドトラックにはアトラクションからのオリジナル音楽が使用されているが、ライセンスの問題で一部曲は異なる。
プレイヤーからの評価は「ミックス」のレビューが多く、特に難易度の高さが指摘されている。
IGNやEurogamerは、人気アトラクションの再現や「ディズニー的」な魅力を称賛した。
グラフィックスや音のサンプルの使い方には批判もあった。
ゲームのプレイ時間の短さが不満として挙げられることもある。
Dreamcast版はマリオカートに似ているとされ、多くの詳細が評価された。
ゲームはDreamcast、PlayStation、Game Boy Colorでリリースされた。
開発にはEidosが関わっており、プロリフィックパブリッシングがDreamcastへのポートを担当した。