コンシューマーゲーム大辞典

2004年にMidwayが開発・発売した格闘ゲーム『モータルコンバット: デセプション』は、シリーズ6作目。
2002年の『モータルコンバット: デッドリーアライアンス』の続編として、PS2とXbox向けに10月に発売、GC版は2005年3月に登場。
ストーリーは、ドラゴンキング・オナガが復活し、以前の敵を倒した後、シリーズの領域を征服しようとする。
26人のキャラクターがプレイ可能で、そのうち9人はシリーズ初登場。
新機能としてチェスやパズルゲーム、オンラインモードを導入。
KONQUESTモードの主人公はシュジンコで、オナガの策略によりアーティファクトを集める物語。
戦闘スタイルやキャラクターのコンボがリアルでインタラクティブに改良。
プレイヤーは各キャラクターごとに2つのファタリティとハラキリ自殺技を使用可能。
KONQUESTモードはオープンワールド探索を含み、キャラクターのストーリーを深く掘り下げている。
『チェスコンバット』と『パズルコンバット』という新ミニゲームが追加された。
死亡トラップやコombobreakerシステムが戦闘に新たな戦略をもたらす。
ゲームは好評を得て、特にファイトと新機能が賞賛されたが、KONQUESTモードの声優演技には批判があった。
発売から1週間で100万本を出荷し、その後は190万本に到達。
PS2版とXbox版は81点で評価され、GC版は77点。
一部のキャラクターは再デザインされ、新しい動きが追加された。
ゲームの音楽や一部のデザインが批判されたが、全体としては高評価。
ゲームはファイティングゲームオブザイヤーなど多くの賞を受賞。
オンライン機能は当時のコンソール格闘ゲームとしては先駆的だった。
2006年にはポータブル版『モータルコンバット: アンチェインド』も発売。