コンシューマーゲーム大辞典

『チェイスH.Q.』は1988年にタイトーが発売したアーケード用レースゲーム。
従来のカーレースゲームとは異なり、特定の車両を追いかけて停車させる要素を導入。
声優による多くのセリフ音声が特徴で、ゲームの雰囲気を盛り上げる。
開発はタイトー大阪研究所で、ゲームデザインは酒匂弘幸が担当。
プレイヤーは特捜班の警察官として覆面パトカーを操作する。
各ステージ開始時に追跡対象の情報が伝達される。
ニトロを使用して加速するシステムがあり、制限時間内にターゲット車に近づく必要がある。
一般車両に追い越すことで得点が加算され、ターゲット車に体当たりしてダメージを与えて逮捕する。
ステージクリアにはターゲット車を走行不能にする必要がある。
ターゲット車を発見してから逮捕できなければゲームオーバーとなる。
続編として『S.C.I.』や『チェイスH.Q.2』がある。
アーケード版は1989年のゲーメスト大賞で10位を獲得。
様々な家庭用機に移植され、いずれも好評だった。
音声やゲーム体験の違いに対する評価は分かれている。
ゲームのデザインは『マイアミ・バイス』から影響を受けた。
開発は1986年から始まり、さまざまなゲーム要素が試行された。
プレイヤーのミスに対するリアクションがあり、ゲームの楽しさを増している。
各ステージには分岐があり、正しい道を選ぶことが重要。
タイトルの声優は公開されていない。
本作は特定の車両を追い詰める新しいゲームスタイルを確立した。