コンシューマーゲーム大辞典

『アウトラン』は1986年にセガが開発したアーケード用ドライブゲーム。
鈴木裕がディレクターを務め、体感ゲームシリーズの4作目。
主に国際的な公道を舞台とし、音楽が大きな要素として組み込まれている。
フェラーリ・テスタロッサをモチーフとした自車が登場し、最高速は293km/hとされる。
プレイヤーは自由に進行方向を選べる分岐点がある5ステージのコースを走行。
「ギアガチャ」と呼ばれる裏技があり、スピードを維持したままコースアウトできる技術が生まれた。
ゲームは様々なハードに移植され、アーケード版とは異なる仕様が存在する。
各種ゲーム誌で高評価を得ており、『ゲーメスト大賞』では総合4位、メガドライブ版がシルバー殿堂入り。
アーケード筐体は可動式で、そのインタラクティブな体験が人気を呼んだ。
音楽はゲームの重要な要素であり、3曲から選択可能。
ゲームプレイはスピード感や美麗なグラフィックが評価された。
国外での人気も高く、多くのプラットフォームに展開された。
続編に『ターボアウトラン』や『アウトラン2』がある。
移植版では様々なグラフィックや音源の変更が行われた。
低難易度モードやオートマティック変速機能などが追加されたバージョンも存在。
セガのワークショップなどでゲーム内の情景がリアルに再現されている。
BGMや音響の演出が豊かであり、6種類の異なる要素がプレイヤーに楽しみを提供。
ヨーロッパでのロケハンを経てコースが設計され、文化的背景が反映されている。
ハード面での技術革新により、音響や映像処理が向上している。
『アウトラン』はその後のレースゲームに多大な影響を与えた。
アーケード筐体は現在ではレトロゲームとしての地位を確立している。