コンシューマーゲーム大辞典

「Guitar Hero World Tour」は2008年にNeversoftが開発、Activisionが発売したリズムゲームで、シリーズの第4作目。
北米では2008年10月に、続いて欧州とオーストラリアで発売。
WindowsおよびMac版は2009年7月に発売された。
モバイル版も登場し、BlackBerry、Android、Java、N-Gageプラットフォーム向けにリリースされた。
ギターの他にドラムとマイク用のコントローラーを初めて導入し、楽器演奏の幅が広がった。
プレイヤーは「Music Studio」モードで新しい曲を作成し、「GHTunes」サービスを通じて共有可能。
PlayStation 2版はハードウェア制約のため、事前レンダリングされた会場を使用。
楽器コントローラーの品質やカスタマイズ機能が高く評価された。
4人までのプレイヤーが異なる楽器でバーチャルバンドを組むことができる。
スコアを増やすにはノートを正しく演奏し、成功すると「Rock Meter」が上昇。
勝手にノートを外すと「Rock Meter」が低下し、演奏が早期終了することも。
ゲーム内では「Star Power」機能があり、累積することでスコアを倍増させる。
難易度は「Easy」「Medium」「Hard」「Expert」に加え、新たに「Beginner」も追加。
シングルプレイヤーモードにはキャリアモードがあり、ギグで複数の曲をプレイする。
バンドキャリアモードは、2人以上のプレイヤーで進行可能。
プレイヤーはキャラクターのカスタマイズができ、有名アーティストのアバターも含まれる。
新たなドラムキットは、リアルなドラミング体験を提供すると評価された。
本作の全86曲はマスター録音で、当シリーズ初の試み。
カスタムソングの作成が可能で、評価を受けながら他プレイヤーと共有できる。
発売初週に534，000ユニットを販売し、2008年内に3.4百万ユニットに達した。
コントローラーの不具合が報告され、特にドラムは問題が多かった。