コンシューマーゲーム大辞典

スパイダーマン3は2007年のアクションアドベンチャーゲームで、同名の映画を基にしている。
2004年のスパイダーマン2の続編で、PS3、PS2、Xbox 360、Windows、Wii、Nintendo DS、GBA用にリリース。
開発は、PS3とXbox 360はTreyarch、その他のプラットフォームはVicarious Visionsが担当し、PC版はBeenoxが移植。
プレイヤーはスパイダーマンを操作し、マンハッタンのオープンワールドを探索しながらミッションを遂行。
プレイには映画のプロットを直接反映させているが、追加キャラクターやマーベルユニバースの要素も含まれている。
主なゲームメカニクスは、映画に登場するシンビオートコスチュームで、スパイダーマンの強さと新しい能力を解放する。
複数の物語ラインが存在し、プレイヤーは好きな順番でプレイ可能。
ゲームにはサイドミッションやレース、コンバットツアーもあり、ストリートのギャングとの戦闘も発生する。
ゲームは主にグラフィックや短さ、技術的な問題が批判され、前作とあまり変わらないと指摘された。
Nintendo DS版は好評だったが、それ以外のプラットフォームは賛否が分かれた。
Activisionのマーベルとのライセンス契約が切れたため、2017年にデジタルストアから削除された。
Wiiバージョンはモーションコントロールを取り入れ、PSP版には「Conquest Mode」と呼ばれる特別なモードが追加。
GBA版はレベルベースの2Dサイドスクロールアクションゲームで、Nintendo DS版は完全に2.5Dでタッチスクリーンを活用。
ゲームはスパイダーマンの個人生活に焦点を当てており、マリ・ジェーンやハリー・オズボーンとの関係が中心。
シンビオートの影響で攻撃的になるスパイダーマンが描かれ、最終的に自己制御を取り戻すプロセスがある。
ゲームの複数のエディションがあり、特典がついていたり、DLCとしてニューブラッドが登場することもあった。
ゲームは全体的に約400万本以上を出荷した。
オープンワールド設計とアクション要素が評価されたが、技術的欠陥が目立った。
ゲームのストーリーが進むにつれてスパイダーマンが重要な決断を強いられる場面が数多く存在。