コンシューマーゲーム大辞典

シャープ株式会社は、日本の電気機器メーカーで、堺市に本社を持つ。
台湾の鴻海精密工業の子会社であり、日経平均株価の構成銘柄の一つ。
1912年に早川徳次が金属加工業を創業し、その後様々な製品を開発。
早川式繰出鉛筆がアメリカでヒットし、社名「シャープ」の由来となった。
戦後は松下電器産業やソニーとの競争で低迷した時期があった。
1962年、日本初の家庭向け量産型電子レンジを発売。
1964年、世界初のオールトランジスタ電卓を開発。
1970年に社名をシャープ株式会社に変更。
2016年、鴻海精密工業が株式の約66%を取得し、子会社となる。
同年、工場がある堺市に本社を移転。
不振が続き、2020年にはマスク生産を開始し、2024年には液晶パネルの生産を停止することを発表。
近年は「ネイチャーテクノロジー」を推進し、バイオミメティクスに注力。
2017年には世界初の8K液晶テレビを発売。
企業スローガンは「Be Original」で、1980年代以来の成長戦略を模索している。
シャープの製品には液晶テレビ「AQUOS」、電子レンジ、コピー機などがある。
経営理念では技術の独自性を重視し、社会貢献を目指している。
歴代社長には創業者の早川徳次や複数の後任がいる。
国内外の多くの取引先と提携し、多様な製品を展開している。
近年、コロナ禍での課題や経営再建が注目されている。