コンシューマーゲーム大辞典

Synapse Software Corporationは、1981年にIhor WolosenkoとKen Grantによって設立されたアメリカのソフトウェア開発会社。
主にアプリケーションソフトや開発ツール、特にビデオゲームで知られている。
初期はAtari 8ビットコンピュータ向けに開発され、その後Commodore 64など他のシステム向けにも展開。
1984年にBroderbundに買収され、1985年にブランド名「Synapse」は廃止された。
初のリリースはデータベースソフト「File Manager 800」で、続いてゲーム「Dodge Racer」を発売。
「Protector」や「Shamus」などの高品質アクションゲームを通じて評価を得た。
他にも「Rainbow Walker」「Blue Max」「The Pharaoh’s Curse」などのタイトルがある。
初期のゲームは、当時のアーケードゲームに基づいて開発されたものが多い。
1982年には「SynAssembler」など、6502開発システムをリリースした。
その後、業務用ソフトやファイナンシャルアプリケーションの開発も行ったが、財務的困難に直面。
Atariとの提携にもかかわらず、Jack Tramielの買収による影響で資金繰りが厳しくなった。
1984年までにAtari 8ビット向けソフトのサードパーティ最大供給者になったが、65%の売上はCommodore市場から。
1985年にBroderbundがSynapseを閉鎖し、その後市場環境の変化により利益を上げることができなくなった。
ゲームのカバーアートはTim Boxellが手掛けた。
Synapseは、アーケードスタイルのゲーム開発で主に記憶されているが、データベースソフトウェアからスタートした。
彼らの作品の一部は、UKやZX Spectrumなどに移植された。
開発したゲームの中には、後に他のゲームでも再利用された基本システムを持つものがあった。
いくつかのゲームは「Double Plays」として一緒に販売された。
最も知られているインタラクティブフィクションゲームは「Mindwheel」。
市場環境の変化により、Electronic Novelsから利益を得ることができなくなり、無期延長された。