コンシューマーゲーム大辞典

Dan Gorlinは1982年にApple II用のゲーム「Choplifter」を開発し、ヘリコプターで人質を救出するゲームとして知られている。
1987年に出した次のゲーム「Airheart」は3年を要したが、Choplifterほどの評価は得られなかった。
「Typhoon Thompson in Search for the Sea Child」は1988年にAtari ST用に開発された「Airheart」の続編。
全てのゲームはBroderbundから出版された。
Gorlinは西アフリカのダンスドラムを教え、1985年からその団体を指導している。
ゲーム開発には偶然のきっかけで足を踏み入れ、RAND CorporationでAIを研究していた際にApple IIを借りてゲーム制作を始めた。
Choplifterの開発は6か月で完成した。
Airheartの開発には3年、Typhoon Thompsonには約2年かかった。
開発が長引いた理由には、控えめにみた大作の他のゲームを途中で止めたことがある。
Gorlinは独立した開発者としてBroderbundと非公式に関係を持ち、締切に縛られず自由に創作していた。
AirheartはGorlinの3Dゲームの夢の実現だったが、彼の抱く完全な夢は技術的に野心的だった。
Apple IIの後継機については、MacintoshかAmigaに期待したが、それが主流にならなかったことを残念に思った。
MS-DOSのハードウェア制限に失望し、ゲーム開発から一時離れてアフリカ文化を教え続けた。
1995年ごろ、Windows 95とDirectXの登場で再びゲーム開発に興味を持った。
Gravity， Inc.でソフトウェア開発のディレクターとして働き、Victor Merciecaと開発チームを結成しようとした。
1997年に彼が3D ChoplifterのPC版を開発中であることが報じられたが、このゲームはリリースされなかった。
2011年にはChoplifter HDのコンサルタントを務め、Androidプラットフォーム向けのゲーム開発も検討している。