コンシューマーゲーム大辞典

Radical Entertainment Inc.はカナダ、バンクーバーに本拠を置くビデオゲーム開発会社。
1991年9月にRory Armes、Dave Davis、Ian Wilkinsonによって設立された。
主な作品には『ザ・シンプソンズ：ヒット＆ラン』(2003)、『スカーフェイス：ザ・ワールド・イズ・ユアーズ』(2006)、『プロトタイプ』(2009)、『プロトタイプ2』(2012)がある。
2005年にVivendi Gamesに買収され、2008年にActivisionに移管。
2010年と2012年に大規模なレイオフを経験し、2012年からは他のActivisionスタジオをサポートするのみとなった。
昔、共同創設者のIan WilkinsonとRory ArmesはDistinctive Softwareで働いていた。
1996年にMike RiberoがCEOに就任、同年に『The Divide: Enemies Within』をリリース。
2001年に『ザ・シンプソンズ：ロード・レイジ』や『ダークサミット』などをE3で発表。
2003年にCSIフランチャイズに基づく新しいタイトルの開発を開始。
Activisionが2008年にVivendiと合併したことで、Radical EntertainmentはActivisionの一部となった。
2012年に『プロトタイプ2』がアメリカでのリリース月に最も売れたゲームとなるも、Activisionは商業的失敗と見なした。
2013年にカナダ政府によって法人資格が失効。
2022年には、Radical Entertainmentの残ったチームは6人で、Activision Vancouverに統合された。
社内ではオープンなコミュニケーションが奨励され、定期的に経営状況が共有された。
提案アイデアは「アイデアレビューセネート」によって評価され、開発されないアイデアは従業員に返却され権利は維持された。
技術開発チームが存在し、複数の助成金を受けて技術革新に取り組んだ。
2000年代初頭には大学生向けのゲームプログラミングの授業を開設した。
2000年に「カナダのトップ50最高経営私企業」に選ばれた。
2001年にはCEOがメディアとエンターテインメントの起業家賞を受賞。