コンシューマーゲーム大辞典

『infinity』は2000年にKIDから発売された恋愛アドベンチャーゲームのシリーズ第一作。
ゲームの発売プラットフォームはPlayStation、ネオジオポケット、ドリームキャスト、Windows、PS2、PSP、スマートフォンなど。
シナリオはマルチシナリオ形式で、5人のヒロインそれぞれに異なるストーリーが用意されている。
各ヒロインのシナリオは横のつながりがあり、1つのシナリオをクリアするごとに全体の物語が進展する。
物語は4月1日から6日までの期間を2回ループする構造で、1周目の選択によって2周目の展開が変わる。
『infinity』には予知能力やタイムスリップがテーマであり、ストーリーに深みを持たせている。
シナリオの繰り返しによって悲劇を回避し、ハッピーエンドを目指すというシステムが特徴。
続編である『Never7』では、タイムスリップの話と新要素である「キュレイシンドローム」が導入されている。
『Never7』にはシリーズの続編の構想があったが、販売数は期待を下回った。
シナリオには致命的なバグがあり、メモリーカード対応やCD-ROMの交換が行われた。
各キャラクターは個性豊かで、ストーリーにおいて重要な役割を果たす。
ゲームはファンタジーやサスペンス要素を融合し、プレイヤーを引き込む工夫がされている。
『infinity plus』や『Never7 -the end of infinity-』など、さまざまな続編や関連作品も存在する。
最終的には人間関係や時間に関する哲学的なテーマが展開される。
曲やドラマCDもリリースされ、サウンドトラックも存在する。
ゲームのファンブックや設定解説も出版され、作品の世界観が広がっている。