スーパーカセットビジョン

スーパーカセットビジョン
概要
スーパーカセットビジョン(Super Cassette Vision)は、1984年にエポック社から発売された家庭用ゲーム機であり、日本市場における初期の家庭用ゲーム機の一つです。以下はその主な特徴や仕様についての詳細です。
主な特徴
グラフィックとスプライト
最大128個のスプライトを表示可能で、16×16ドットの単色スプライトが主体です。各スプライトは最大4色まで使用可能で、スプライトごとに異なる色数を設定できます。
背景表示には4KBのVRAMが使用され、モザイク表示になります。これは当時の他の競合機と比べて背景表示能力が限定的でした。
サウンド
3音の合成音源を持ち、実質的に1つの音声チャンネルとして制御されます。効果音とBGMの同時再生はできないため、ゲーム中の音楽が途切れやすいという問題がありました。
コントローラ
縦長の箱状のコントローラを使用し、上方に2つのボタンと中央に8方向レバーが配置されています。これは当時の標準的な形状であり、右利きと左利きの両方が使用しやすい設計となっています。
ハードウェア
CPUにはuPD7801Gが使用されており、RAMは128バイト、ROMは4KBです。ビデオプロセッサとしてEPOCH TV-1を採用し、VRAMは4KB使用されます。
出力はRF出力とRGB映像出力が標準装備されており、RGB出力はDINコネクタを通じて接続されます。
ソフトウェアと市場展開
日本では約30タイトルが発売され、主にファミリー向けのゲームが中心でした。海外(フランス)ではYENOがOEMとして15タイトルを販売しましたが、独自のソフトは発売されませんでした。
競争と評価
ファミコンやセガのSG-1000シリーズと競合しましたが、性能面やゲームソフトの多様性で劣ることが多く、一部でのみ市場での存在感を示しました。
結論
スーパーカセットビジョンは、当時の日本市場において重要な初期の家庭用ゲーム機の一つでしたが、性能やゲームの豊富さで競争相手に劣る部分がありました。そのため、日本では一部の愛好者を除いてファミコンに対抗することはできませんでした。
発売日
販売価格
14,800
駿河屋価格
※箱説付き金額を優先
31,500
開発元
エポック社
種別
据置型ゲーム機
世代
第3世代
国内売上数
300,000
世界売上数
0
販売されたソフトの世界総売上数(公式)
0
販売されたソフト数 *1
0
ソフト国内総売上数 *2
0
ソフト世界総売上数 *2
0
*1 サイトに掲載している数 *2 サイトに掲載している販売数のわかっているソフトの合計

発売されたソフト一覧

基本情報
売上本数
発売日
価格