コンシューマーゲーム大辞典

パイオニア株式会社は東京都に本社を持つ日本の電機メーカー。
1938年に創業、もともとはオーディオメーカーとして知られていた。
2023年には非上場企業となり、売上高は約2685億円。
カーナビゲーション及びカーオーディオの市場で2位（パナソニックに次ぐ）。
かつてオーディオ事業の黒字化を目指し、2015年にオーディオ事業をオンキヨーに譲渡。
オンキヨー系列のオーディオブランドは2022年に破産。
現在も高級オーディオブランドTADを展開、技術的な評価も高い。
2020年からは独コンチネンタル社と次世代自動車向けコックピットの開発を行っている。
2008年にプラズマテレビから撤退し、以降はカーエレクトロニクスに経営資源を集中。
2018年には香港の投資ファンドにより完全子会社化され、上場廃止。
2021年には事業体制を再構築、２つのカンパニー制を導入。
2023年には地図事業をポラリス・キャピタル・グループに売却。
2025年には車載ディスプレイメーカーに一部事業を売却予定。
初期のオーディオ市場で「オーディオ御三家」と呼ばれるほど存在感があった。
カーオーディオ市場でも世界初の技術や製品を多数開発。
スマートフォンの普及により、音楽市場の競争が激化し、家庭用AV機器の販売が鈍化。
同社が生んだレーザーディスクやCD-Jなど、業界に多くの影響を与えた製品を展開していた。
光ディスク関連事業も2025年に全面的に撤退予定。
パイオニアの設立当初から一貫して「音」と「映像」に注力してきた企業文化がある。