コンシューマーゲーム大辞典

Commandoは1985年にカプコンがアーケード用にリリースした縦スクロール型のランアンドガンゲーム。
日本では「戦場の狼」として知られている。
開発者は藤原督弘で、北米ではData East、ヨーロッパでは複数の会社が配信。
ゲームは1985年と1986年に商業的成功を収め、アーケードゲームの中でも高収入を得た。
プレイヤーはスーパー・ジョーという兵士を操作し、敵を撃退しながらジャングルを脱出する。
武器には無限弾薬のアサルトライフルと手榴弾がある。
各レベルの終わりにはゲートから流れ出る兵士と戦う必要がある。
ゲームには隠し要素があり、敵に囚われた捕虜を救うことができる。
家庭用ゲーム機版には異なるアイテムやアップグレードが登場。
アーカイブ版には16のレベルが存在し、オリジナルのアーケード版は8つの独自レベルを持つ。
Commandoは多くのクローンを生み出し、ランアンドガンジャンルを広めた。
1989年には続編「Mercs」がリリースされた。
グラフィックやアニメーション、音楽が高く評価された。
ゲームは1985年6月時点で15，000台以上のアーケード基板が販売された。
各地で人気を博し、特にUKや北米でトップゲームとなった。
多くの受賞歴があり、特に1986年のGolden Joystick Awardsでの評価が高かった。
Commandoはその影響力により、1980年代後半から1990年代初頭におけるシューティングゲームの主流となったスタイルを象徴する存在となった。
スーパージョーは後のBionic Commandoにも登場するキャラクターである。