コンシューマーゲーム大辞典

TV JACKはバンダイが1970年代に発売した家庭向けテレビゲームシリーズ。
正式名称は「BANDAI VIDEO MATE ALL COLOR TV JACK」。
キャッチコピーは「テレビを乗っとれ!」。
第一世代のテレビゲームシリーズで、ハードウェア開発は科学技術研究所が行った。
トミー工業の「TV FUN」と一部内容が重複するモデルが存在。
1977年7月に初代「TV JACK 1000」を発売、本体価格は9，800円。
「TV JACK 1200」ではシングルス・ダブルスが選択可能、価格12，800円。
「TV JACK 1500」は8種類のボールゲームを内蔵し価格は16，000円。
「TV JACK 2500」は宇宙戦争ゲームを4種類内蔵し、価格は29，000円。
「TV JACK 3000」はレースゲームやホッケーなどを内蔵、価格は38，000円。
1978年に初のカセット交換式「TV JACK アドオン5000」を発売、価格は19，800円。
最終モデル「TV JACK スーパービジョン8000」は1978年12月発売、価格は59，800円。
スーパービジョン8000はマイコンを使用し、ゲームソフト「ミサイルベーダー」が添付。
バンダイはスーパービジョン8000発売後、長らく自社開発を休止し輸入販売に切り替え。
自社開発再開は1994年のプレイディアから。
商品名の表記には「ビデオメート テレビジャック」とあるが、CMで「ティービィージャック」と呼ばれたことも。
LSIチップを使用したゲームソフトには多様な種類があった。
タモリが出演したテレビCMでの宣伝が行われた。
発売されなかったゲームソフトもあった（例：インベーダー）。
各モデルは異なるゲーム内容と価格設定があった。