コンシューマーゲーム大辞典

『The Elder Scrolls』(TES)は、ベセスダ・ゲーム・スタジオが開発したコンピュータRPGシリーズ。
シリーズはオープンワールドでの自由なゲームプレイが特徴。
第3作『Morrowind』から評価を確立し、以降も『Oblivion』と『Skyrim』がGOTYを受賞。
舞台は架空のファンタジー世界「タムリエル」。
中世ヨーロッパ的な要素と魔法、神話的生物が組み合わされている。
「エルダースクロール」は、タムリエルの過去・現在・未来が記された書物で、シリーズのアイデンティティとなっている。
シリーズは1994年に第1作『Arena』が登場し、以降5作のメインタイトルがリリース。
拡張版やスピンオフもいくつか制作。
2014年には初のオンライン版『The Elder Scrolls Online』が発表。
各作品は多様な成長システムを持ち、スキルツリー方式に進化。
開発には『The Elder Scrolls Construction Set』を用いたMOD開発が奨励されている。
ゲーム体験は従来のRPGとは異なり、キャラクターの成長が重視される。
シリーズ内には多くの種族（エルフ、オーク、猫やトカゲの人型生物など）が存在。
シリーズは伝承や歴史が深く練り込まれている。
プレイヤーの解釈を重視し、ストーリーに関して明確な結論を示さない。
タムリエルは9つの地方から構成され、それぞれ独自の文化や種族が存在。
最新作『Skyrim』は2011年に発売され、以降も拡張版がリリース。
次回作『Elder Scrolls VI』の開発も発表されている。
ゲームの描写は中世的で、伝説的な存在や超自然的な敵との対決がテーマ。
ベセスダは1986年に設立され、TES以前はスポーツゲームを中心に開発していた。