コンシューマーゲーム大辞典

『メダル・オブ・オナーシリーズ』は、EAが発売する一人称視点シューティングゲーム（FPS）。
タイトルはアメリカの名誉勲章に由来。
1999年に第1作がリリース、最新作は2020年の『Medal of Honor: Above and Beyond』。
開発初期はDreamWorks Interactive（DWI）が担当、スティーヴン・スピルバーグが共同創業者。
ゲームアイデアは映画『プライベート・ライアン』の制作中にスピルバーグが持ち込んだ。
スピルバーグは「インタラクティブ・エンターテイメント」に強い関心を持っていた。
初作のデモはPS市場で好評を得て、1999年に正式リリース。
シリーズはスピルバーグの影響を受け、映画的演出が多く取り入れられた。
2002年にはPC版『メダル・オブ・オナー アライドアサルト』が初めてマルチプレイヤーモードを搭載。
シリーズは『コール・オブ・デューティ』シリーズに対抗する形で展開された。
2010年に現代戦をテーマとしたリブート版が登場。
リブート版続編『ウォーファイター』は批評家に厳しく評価された。
シリーズ全体で12作が発売され、合計2893万本以上の売上を記録。
一部作品はオンラインマルチプレイヤーを導入し、ゲームの進化を支えた。
ギネス世界記録においていくつかのカテゴリーで記録を保持している。
スピンオフ小説や開発中止プロジェクトも存在。
ゲーム音楽の政治活動での使用が初めての例として記録。
戦場のリアリズムを重視し、AIキャラクターとチームプレイを強調。
媒体としての映画とゲームの融合の成功例とされている。
シリーズの影響を受けたタイトルが『コール・オブ・デューティ』として後に成功。