究極ハリキリスタジアム 平成元年版
更新日 2025/03/11

概要
『究極ハリキリスタジアム』の続編で、前年のデータを書き換えるパスワード機能を導入
試合を通じて得たポイントでチームを強化できる育成システムを継続
タイトーは本作を「シリーズ最終作」として宣伝
変更点
パスワード機能の導入: 「新人パスワード」「新チームパスワード」でデータ更新が可能
オープン戦の追加: 育成は試合結果に応じてポイントを獲得する形式
2リーグ制の導入: 「タ・リーグ」「ハ・リーグ」に分かれた14球団構成
ペナントレースの導入: 最大60試合で成績管理が可能
実況・解説の増加: 7人の解説者を採用
ズームアップ演出の追加: ホームのクロスプレーやファインプレー時に拡大演出
問題点
パスワード地獄:
新チームパスワードは100文字、新人パスワードや育成データは40文字と非常に長い
書き写しミスが発生しやすい
育成の作業化:
オープン戦を意図的にコールド勝ちさせることで簡単にポイント稼ぎが可能
走力を上げると投手前のバントでもホームまで走れるバランス崩壊
試合バランスの問題:
育成したチームと初期チームのバランスが崩壊
AIは走力を強化せず、守備の挙動も不自然
ペナントレースの不完全さ:
最大60試合と中途半端な設定
「PASS GAME」機能の自動試合消化がランダムすぎて無意味な試合結果が多発
「SINGLE GAME」モードのバグ:
パスワード入力後、Eチーム固定の対戦しかできない仕様
リセットするとデータが消え、再度パスワード入力が必要
バックアップの不安定さ:
ゲームデータが消えやすく「ワープしました」と表示され初期化される
評価点
ズームアップ導入で試合の盛り上がりが向上
個人成績管理が可能なペナントレースの実装
観客の歓声や実況が充実し、試合の臨場感が向上
総評
システム面の進化は見られるものの、パスワードの長さや育成の作業化が致命的
開発側の「シリーズ最終作」としての狙いは大外れし、翌年に続編が発売
パスワードの負担やゲームバランスの悪さにより、ユーザーには不評
その後の展開
1991年に『究極ハリキリスタジアムIII』が発売
1992年に高校野球をテーマにした『究極ハリキリ甲子園』を発売
以降のシリーズはスーパーファミコンに移行し、エディットモードを採用
余談
日本シリーズ優勝時に『奇々怪界』の小夜ちゃんが登場
美空ひばりの死去(発売1か月前)に伴い「ひばり」は削除された
宣伝広告にカップルの過激なシーンが描かれていた
『究極ハリキリスタジアム』の続編で、前年のデータを書き換えるパスワード機能を導入
試合を通じて得たポイントでチームを強化できる育成システムを継続
タイトーは本作を「シリーズ最終作」として宣伝
変更点
パスワード機能の導入: 「新人パスワード」「新チームパスワード」でデータ更新が可能
オープン戦の追加: 育成は試合結果に応じてポイントを獲得する形式
2リーグ制の導入: 「タ・リーグ」「ハ・リーグ」に分かれた14球団構成
ペナントレースの導入: 最大60試合で成績管理が可能
実況・解説の増加: 7人の解説者を採用
ズームアップ演出の追加: ホームのクロスプレーやファインプレー時に拡大演出
問題点
パスワード地獄:
新チームパスワードは100文字、新人パスワードや育成データは40文字と非常に長い
書き写しミスが発生しやすい
育成の作業化:
オープン戦を意図的にコールド勝ちさせることで簡単にポイント稼ぎが可能
走力を上げると投手前のバントでもホームまで走れるバランス崩壊
試合バランスの問題:
育成したチームと初期チームのバランスが崩壊
AIは走力を強化せず、守備の挙動も不自然
ペナントレースの不完全さ:
最大60試合と中途半端な設定
「PASS GAME」機能の自動試合消化がランダムすぎて無意味な試合結果が多発
「SINGLE GAME」モードのバグ:
パスワード入力後、Eチーム固定の対戦しかできない仕様
リセットするとデータが消え、再度パスワード入力が必要
バックアップの不安定さ:
ゲームデータが消えやすく「ワープしました」と表示され初期化される
評価点
ズームアップ導入で試合の盛り上がりが向上
個人成績管理が可能なペナントレースの実装
観客の歓声や実況が充実し、試合の臨場感が向上
総評
システム面の進化は見られるものの、パスワードの長さや育成の作業化が致命的
開発側の「シリーズ最終作」としての狙いは大外れし、翌年に続編が発売
パスワードの負担やゲームバランスの悪さにより、ユーザーには不評
その後の展開
1991年に『究極ハリキリスタジアムIII』が発売
1992年に高校野球をテーマにした『究極ハリキリ甲子園』を発売
以降のシリーズはスーパーファミコンに移行し、エディットモードを採用
余談
日本シリーズ優勝時に『奇々怪界』の小夜ちゃんが登場
美空ひばりの死去(発売1か月前)に伴い「ひばり」は削除された
宣伝広告にカップルの過激なシーンが描かれていた
- 発売日
-
日本1989/7/21北米未発売欧州未発売ブラジル未発売
- 販売価格
- 6,800円
- 駿河屋価格※箱説付き金額を優先
- 780円
- 国内売上数
- 0
- 世界売上数
- 0